brief(ブリーフ)は、「要約する、(動詞)」、「簡潔な、手短に(形容詞)」、「要約、概要(名詞)」など、色々な使い方をするマルチな単語です。
そこで、本日は要約力について、書いてみます。
要約力は、どんな仕事をする上でも必要なスキルで、その力を持てるようになれば、読解力や論理的思考力が上がります。
1.読解力
読解力とは、文章を読み取る力です。
ただ漠然と文章を読んでも、その内容を読み取ることはできません。読んだ後に、何も残らない場合があり、それでは時間の無駄になってしまいます。
しかし、要約力があれば、文章の内容を絶えず頭の中でまとめながら、読むようになるので読解力が上がっていきます。
2.論理的思考力
論理的思考力は、物事を明晰に考えられる力のことです。
これも要約力と関係があります。自分が聞いたり、読んだりしたものの内容を的確に要約できれば、論理的思考力が上がります。
雑然とした内容を一つにまとめられるので、筋道を立てて思考ができるようになります。
これは仕事をする上で、大切なスキルです。自分が伝えたいことがあっても、それを分かりやすく伝えられなかったら、相手は困ってしまいます。
論理的思考力に基づいて、話をすれば、自分の伝えたいことは確実に伝わります。
仕事をする上でスキルアップのもとになるのが、論理的思考力です。
会社のプレゼンテーションをする時に、特に重視されるスキルでもあります。
要約力を使って伝えたいことをまとめてから、プレゼンテーションすれば、その内容がすっきりしたものになります。
3.ライティング力
要約力は、短くまとめるライティング力とも関連があります。
ビジネスの場でも、いろいろな文章を書く機会があります。その時に大切なことは、まず概要を先に示すことです。
それをしておけば、文章を読む人は文章の内容が分かりやすくなります。概要を示して、その後に細部について書いていきます。
概要を示す時に必要なのが、要約力です。
4.要約力を上げる為には?
要約は、長くだらだらしたものではいけません。1行か2行以内でおさまり、分かりやすいものでなければ、読み手に意味が伝わりません。
要約力を鍛える良い方法があります。自分が見たり、読んだりしたものを一言でまとめるようにするのです。
例えば、本を読んだら、その内容を短い文章でまとめます。
映画を見た場合も映画の内容をまとめるようにします。
口でまとめても良いのですが、それでは後に残らなくなるので、文章化しておきましょう。
文章化したものを保存しておけば、自分の要約力のチェックをできるようになります。最初のうちは難しいかもしれません。
しかし、ずっと続ければ、それはできるようになります。
要約の力がついたら、仕事でも多くの人に評価されるようになるはずですよ。