無料の価値? 有料の価値!

 

各メディアの世論調査で7割から8割の人たちが景気回復の実感がないと回答している。

食料品の値上げ、消費税増税など出ていくお金は増えていくが、収入となる給与は、一部の企業を除いて労働分配率は長らく低調しています。

また 年金制度も厳しく現在年金で生活している人、将来の老後に不安を感じてる人も多いからでしょう。

そのような背景から、消費の縮小、とにかく安いもの求める人が増えてきました。安く品質が良い商品、サービスは支持されて当然です。

そして、「無料」のサービス、商品も存在します。
例えば、

■役所での弁護士無料相談

役所などで定期的に開催されている「弁護士無料相談」があります。

大抵、何処の地域でも制限時間30分となっており、
相談者は「物足りない」、「親身になってくれない」、「事務的」、「満足、納得出来る解決策では無かった」などよく耳にします。

30分という制限時間内での相談ゆえ、やっつけ仕事的になってしまうのも仕方ない事ですが、良いアドバイスを得たいなら、せめて事前に関係書類、質問内容を準備していくのが望ましいです。

また、当番制で対応して下さっている弁護士さんも、専門分野が違うなど当たり外れがあるのかも知れません。

実際、相談で解決策を提示されても、法律上の手続きなどで、費用が発生したりしますけどね。

 

■法律事務所の初回無料相談

よく法律事務所の初回無料相談、過払い金の調査・請求、交通事故の慰謝料交渉などを見かけます。

初回無料といっても相談事案に対しての法律的解決策、法律論を受けることが多い様です。

こちらも、役所の無料相談と同様に、解決策を提示されても、実際には、法律上の手続きなどには、費用が発生します。

また、無料相談はプロモーション的な事も含まれており、最初の相談で相談者(依頼者)に気に入ってもらえば、二回目以降、顧客となってくれる可能性もあるので、集客を見込んでいる側面もあります。

過払い金の調査・請求、交通事故の慰謝料交渉も成功報酬、法律上の手続き費用は発生します。
そこは、お仕事なので当然の事だと思っています。

 

■無料のSNS・Webサービス

SNSサービスなら基本機能は無料、音楽、ゲームアプリ利用なら有料。
Webサービスでも基本機能は無料、それ以上の機能を求めるなら有料、
また、一定期間無料、それ以降は有料ってありますよね。

結局、商売とは本来、価値(お金)と価値(商品・サービス)の等価交換で成り立っている部分なので、価値(商品・サービス)を提供して「満足」、「便利」なら対価を得るという事です。

無料で充分満足できるサービスは有り難いですし、私も有料でも便利だから利用している商品、サービスはあります。

まぁ、マーケティングでいう所の【保有効果】には踊らされないようにしてますけどね。

 

■自己啓発、セミナー

無料、有料セミナーどちらも参加した事はありますが、経験上当たり外れが激しいです。

①無料で内容は良いけど、最後にバックエンドと呼ばれる手法で〇〇〇コース、10万円~30万円とセールスを受けたりします。

②無料らしく?、あまり為にならない。メルマガ、LINE登録をお願いされる位。

③有料だけに内容もしっかりしている。希望の方は、有料のonline講座、コミュニティのセールスを受ける程度。

④有料(1000円~3000円)で、バックエンドが定期的に開催予定の講座、セミナーのセールス。

個人的に参加してもいいかなぁと思ったのは、③有料のonline講座、コミュニティですかね。
価格も手頃だったし、面白そうでしたので。

他は、知らない事を教わったり、興味は頂きましたが、専門系の本でも読めば事足りるかなと思いパスしました。

実際、リアルの方が参加されている人と繫がりが出来たり、講義に気持ちが入るのですが、高額なものは自己投資にしては、ヤリ過ぎ感があったのでパス。

結局、価格って主催者(講師)が自由に設定出来るので、その価値があるか判りませんし、値切ると安くなったりするんですよw

 

■有料の価値

有料は、商品・サービスとして、提供しているので当然、質が問われます。

そこで、心が動かないのはお金を支払ってまで必要か?、そこまでかける費用が無いなど、いろいろあると思いますが、

お金を支払ってでも選べる商品やサービスを提供すること、これならお金を出しても構わないと思わせるようにすることが大切だと思います。

しっかり、考えて利用していきたいものですね。

 

 

 

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