コンフォーゾーンとエフィカシー(自己効力感)

 

自己啓発系の本、セミナーなどで、「仕事のパフォーマンスの上げるには?」、「人生成功するには?」という場面でよく「コンフォートゾーン」という言葉を見聞きします。

私たちは人生の大半をコンフォートゾーンで過ごしていくのですが、「知っている」と「知らない」では、思考、行動も変わるので、お話したいと思います。

 

■コンフォートゾーンとは?

コンフォートゾーン(Comfort zone)とは、「快適な空間」、「居心地のいい場所」と訳される言葉です。

心理学などにおいては、ストレスや不安が無く、落ち着いた、安心感があり居心地が良いと感じる心理領域のことを指します。

私たちは無意識のうちに居心地の良いレベルで物を考えがちです。

そうなると、自分が達成できる目標を考えるときに、今できる現実的なラインしか思い浮かばないということになりやすいです。

そうなると、成長、進歩がなかなかできないということになってしまいます。
無難な道を選んでしまうと、成し遂げたいことにいつまでもたどり着けませんし、劇的に変わるということもあり得ません。

今よりもっと上に行きたい、と考えている方は自己変革をする必要があります。
居心地が良い、今の自分にできるレベルではなく、そのさらに上を狙っていくのであれば、自己評価を上げるということが重要になります。

自己評価さえ上がれば、目標設定自体も上を向けるようになり、それをこなすための努力をしていくことができるようになります。

しかし、自分の過去を振り返ってやってきたことなどをもとに目標を立てると、無難ではありますが成長、進歩という面からは足りないということになりやすいのです。

自己変革をするためには、自分がどうなりたいか、何をしたいか、未来を考えて目標を立てていくということが必要です。

自分に制限を掛けずにゴールから逆算していく形で今やるべきことを見つけてみましょう。

自分では特に制限している意識はないけれど、周りから言われたことが気になって自己評価が低くなってしまっている方もいます。

そういった方は、自分を抑えつけようという言動をしてくる人を遠ざけたり、話を耳に入れないようにするという事も必要です。

そのうえで、自分のなりたいことに近づくために、その場に身を置いてみる、形から入ってみるなどという事から始めてみましょう。

もちろん今の自分ですべてがかなうというわけではなくても、課題がはっきり見えてくるという事もありますし、やるべきことが明確になります。

こうした形で目標を立ててから行動をしていくことによって、さらなる自己変革を期待することができるのです。

コンフォートゾーンを抜け出すには「エフィカシー」を高めることです。

 

■エフィカシーとは?

エフィカシー(efficacy)とは、自己効力感と訳される言葉です。

自分は「目標、テーマを達成出来る」、「乗り越える事が出来る」と感じる自信の様なものです。

余りにも、かけ離れたものについては「目標としづらいでしょうし」、それが達成できるかという事も「考えにくい」でしょう。

自己効力感が低ければ、「どうせ無理」、「やる気が起きない」と行動が停滞してしまいます。

ですので、簡単な事でもいいので、行動できる自分自身へのテーマ、レベル付けを行います。チェックリスト等を用いて、毎日すべき事を決めて続けていき、コツコツと結果を積み上げていくのです。

そうしていく事で自然に自己効力が高まり、自信がついてきます。

 

■まとめ

成し遂げたいことがあるという方は是非、コンフォートゾーン、エフィカシーについて思いを巡らしつつ、目標を立ててみましょう。

自己効力感が高ければ、自信も有り忍耐力チャレンジ力も上ってますので、「目標を達成できる」可能性も広がりますよ。

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする