EC、ネット通販が盛んになり、苦悩する宅配業界にも明るい兆しか。

ネットショップで購入する際の決め手は、送料も加味したうえでの商品の価格、安さです。

また反対に交通手段、時間的都合などの理由により、「価格うんぬんではなく、配達してくれる」という利便性もあるでしょう。

ご年配の方々は従来通り店頭購入するかもしれませんが、インターネットが一般的になり、ネット通販の利用者はまだまだ増加していきます。

若い世代がどんどん社会に出て、消費者となっていく訳ですから。

ネット通販が増加するという事は、宅配物の件数が増加する事でもあり、宅配ドライバーに負担がかかり、昨今大変な課題となっています。現段階では、地方の交通機関、配送委託など、物流網の効率化を進めています。

将来的には、ドローン、無人配送車などの技術進歩、インフラ整備等はあるでしょうが、もう少し先の話です。

現在、物流業界では燃料費の高騰、送料無料サービスにより採算が合わず、人材も不足、宅配ドライバーにおいては、長時間労働、休憩時間もまともに取れない、再配達など様々な問題が生じています。

なかでも、【再配達】については、購入する側にも問題があるでしょう。

一度の配達で100件程度の荷物を配送するが、その2割程度が再配達になるというのです。

感覚的に2割は多過ぎます。

時間指定をしていてもその時間に不在、時間指定していなくても出勤、外出中で不在。

そして、帰宅後購入者は、あたり前の様に再配達の連絡をしてくるので、結局、夜遅くまで働かざる得ない悪循環。近所でも夜遅くに宅配業者を見かけますが、大変だなと思います。

指定時間に家にいてくれるだけで、宅配ドライバーの負担も少しは軽減できると思うのですがね。

個人的には、再配達は「後日に改めて時間指定」、または「当日なら追加料金」にしても良いと思います。

そのような状況を踏まえ、運賃が201710月より値上げとなり、大手某社は、連結業績予想が上方修正されました。

物流業界に従事されている方々には、運賃値上げによって、賃金がアップ、消費拡大といった、経済好循環化の流れになるといいですね。

私達が生活していく上で、必要なものを「形」として購入する限り、輸送、運搬、配達は不可欠な物なのですから。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする