マイナスイオンにストレス軽減効果はない。プラシーボ効果だけ?

マイナスイオンが体に良いとか、ストレス軽減効果があるとする主張には科学的な根拠は無いことが既に分かっています。

一時期あれだけもてはやされたマイナスイオン商品ですが、癒し効果もリラックス効果も科学的には何一つ証明されていないとメディアでも紹介されています。にもかかわらず、いまだにマイナスイオンを発生する高額な空気清浄機やドライヤーが売れているのは、人々がなんらかの効果があると信じているからでしょう。

マイナスイオンになにかプラスの効果があるとすれば、それはプラシーボ効果だけです。

プラシーボ効果とは、実際にはなんの効果もない薬であっても、薬を飲んだという安心感から症状が改善するというものです。

病院で処方される風邪薬は、ほとんどがビタミン剤であり、風邪の症状を緩和する成分はほんの少ししか配合されていません。

それでも苦くて飲みにくい薬を飲むことで、患者は症状の改善を感じます。あんなに苦い薬を我慢して飲んだのだから良くなるはずだと思い込み、実際に良くなるというメカニズムです。

気のせいと言ってしまえばそれまでですが、じつは「この気のせい」というのはとても重要です。

昔から病は気から、などと言いますので、気の持ちようで体調などいくらでも変化すると考えられます。

マイナスイオンで癒されると感じるなら、その人にとって、マイナスイオンは「ストレス軽減効果」があるのでしょうし、「信じる者は救われる」とはよくいったもので、何事も良いほうに考えるほうが良いという事だと思いますね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする