師匠(メンター)からのアドバイスは貴重なものです。
メンターとは仕事上でアドバイスをしてくれるものという意味合いが強いですが、ビジネスだけではありません。
今から10年前の自身を振り返り、変わったと感じる人も多いのではないでしょうか。
環境ももちろんのこと、仕事も変化していきます。
家族の形もかわり、10年たてば価値観も全然違ったものになっていきます。
メンターとはその時、その時に必要な人です。
若いときは仕事ができる人をメンターにとして選ぶことが多いでしょう。
次に仕事が落ち着いてきたら、自分がどういう人生を送りたいかのメンターを求めるようになっていきます。
その時に前のメンターとは違った価値観をもち、仕事はできてもメンターのようになりたくないという面も出てきます。
掘り起こしていけば自分が何を人生において求めているか。
それを何度も問いかけてみる時間が必要です。
メンターのすべてを鵜呑みにしてしまうと、10年後、もしかしたらメンターの様になっていても自分らしい生き方とは言えないかもしれません。
自分にとってどんな生活をすることが理想なのか。
それをはっきりしていなければ、メンターとの出会いさえ気が付かない可能性も出てきます。
そのためには、まずどんな価値観の人の言葉もとりあえず聞いてみると言ったことが大切です。
若いときの思い込みで話を聞かないのは、成長を止めていることになります。
人生の先輩のアドバイスは、先に走っている人の感想です。
であれば、参考にし、ヒントを得て、前向きな姿勢でアドバイスを聞き入れる事が大切です。
成功、理想は、なかなか同じようにはいきませんが、失敗に関してはだいたい共通した原因がひそんでいます。
色んな人の意見を総合して、この人自分は近いと感じたら実践していく事で、後悔の少ない10年後を向える事ができると思いますよ。