先輩、上司がワンマン、やる気があり過ぎると部下はやる気を失う。これって、ポジティブの悪影響?

よくポジティブが良いとされる風潮がありますが、本当にそうなのかと考える時があります。

基本的にネガティブに傾いてしまうよりは良いといった側面はあるものの、実際にポジティブでしかないという人は、職場や人間関係において周りから信頼を集め難い場合もあります。

人間には、誰にでも二面性があり、その調和によって人格が成り立っている物です。

一見矛盾している様であっても、簡単には割り切れない所が人間であり、だからこそ様々な立場の他人に対しても共感する事が出来るのです。

よく職場や学校などでは、上司や先輩といった下につく人たちをまとめる立場につく人が、皆をまとめようとしてポジティブである事が全てであると公言し、そしてそれらの人たちにも強要、同意を求めるといった場面があります。

一見、最も効率的で簡単なやり方である様に見えますが、実際に、これでは人をまとめる事は難しいと思うことがあります。

これは、その言葉や行動の裏に、実際にはそれだけでは割り切れない人たちを切り捨ててしまうといった、ワンマン的な響きを相手に与えてしまうからです。

これでは、逆にポジティブが悪影響となり、部下や後輩の心が離れていってしまいます。

実際に信頼、尊敬される人格に必要とされるものとは、端的に言えばポジティブ・ネガティブの調和です。

これは言わば前述した共感であり、人間らしい二面性を認め、自らもそうであるといった事を自覚するところから始まるものです。

計算通り、計画通りに物事を進める事が出来ればそれは一番理想的であり、効率的であると言えますが、実際にはそう簡単にはいかないものです。

そういった部分も含めて相手の立場に立ち、指導する事が出来る上司や先輩は、信頼、共感を得て、協力的なグループを築いていけると思いますね。

【協力】は【強力】といった感じですかね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする