知ってて得する、4つのコミュケーションタイプ、ソーシャルスタイル理論

   

1964年、産業心理学のデビット・メイル氏(David W Merrill)とロジャー・レイド氏(Roger H Reid)が研究を始め、考案した「ソーシャルスタイル理論」を解説します。

この理論はソーシャルスタイルの特徴(行動傾向)を4つに分類し、自身の傾向を知り、相手の傾向を知る事により、コミュニケーションの向上を図っていこうというもので、各国に広まり実践、活用されている理論です。

後に彼らは、コンサルティング会社、TRACOM社を設立。また、1984年にはソーシャルスタイルの「Presonal Styles and Effective Pormance」を出版しています。

    

■4つのコミュケーションタイプ

まずは、タイプ①から、

①エミアブル(友好・協調型)/Amiable

エミアブルはいつもニコニコして、よく周りから頼まれ事をされる人に多いです。
このタイプは人の役に立つためなら労力を惜しみません。

聞き役に徹することが多く、愚痴ばかり聞かされることがストレスになっていることもあります。困っている人を見ると助けずにはいられない優しさがある一方で、自尊心が低いです。

エミアブルと上手く付き合うためには頑張っているところを賞賛し、理解者であることを伝える必要があります。優しさに甘えていると気づかないうちにその人にとって負担になっている可能性があります。

   

②エクスプレッシブ(社交・感覚型)/Expressive

エクスプレッシブはテンポよく話し、話題性のあることが好きな人が多く、表情や話の内容が大げさで、子どもっぽく見られることもあります。

このタイプの人は同じテンポで話を進めると、信頼関係を築きやすく、相手が笑ったらこちらも大笑いするようなミラーリングがおすすめです。

自分の意見を言いたがるので、大きなリアクションで興味を持って聞いていることをアピールするといいです。

   

③アナリティカル(分析・理論型)/Analytical

アナリティカルは職人肌タイプで、自分の専門分野に関しては完璧に仕事をこなします。

与えられた仕事は真面目にこなし、一人で黙々と作業するのも苦ではありません。周りから見るとマイペースに映るでしょう。

また、コツコツ真面目に進めることに重点を置くので、人にとやかく言われるのを嫌います。このタイプには思ってもいないようなお世辞は逆効果です。

その人のやり遂げた仕事を信頼することが大事で、プライベートで深い付き合いになることは望まない方が良いです。

最初に悪い印象を与えると心を閉ざす可能性が高いため、自尊心を傷つけないように仕事を信頼しているという姿勢を見せるといいですよ。

   

④ドライビング(実行・行動型)/Driving

ドライビングはリーダー気質を持っている人で、戦略や勝負事が大好きです。

また、相手に指示されるのを嫌い、相手の話をゆっくり聞くことも少ないです。話している途中で「それで結論は何」などの遮る傾向があり、相手と口論になるのを恐れずに意見を言い合います。

仕事は仕事と割り切っているので、プライベートにまで仕事での言い合いを引っ張るのは機嫌を損ねてしまいます。

褒められることを目的とはしませんが、「いいね」といった共感に喜びを感じます。

    

■まとめ

私たちは、仕事やプライベート等、様々な人間関係の中で過ごしています。
行動傾向を知ったり、少し意識したりする事で、相手とのコミュニケーションが良好になったりしますので、コミュニケーション能力を高めていく事は、とても大切ですよ。

     

     

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